「親知らず」とは、前歯から順に数えて8番目に当たる永久歯のことです。永久歯は通常12歳頃にほとんど生え揃いますが、親知らずは遅れて20歳前後で生えてくるのが特徴です。また全員に必ず生えてくるわけではなく、先天的に親知らずが存在しないケースもあります。他の永久歯が生えそろった後に生えてくるため、歯ぐきに半分埋まった状態になったり、スペースが不足して横向きに生えてきたり、真っ直ぐ生えてこないことも多いです。すると歯磨きが上手くいかず、虫歯や歯ぐきの腫れなどのトラブルにつながってしまいます。このように親知らずでお困りになることも多いので、少しでも痛みや違和感を感じたらご相談されることをお勧めしています。